多くの科学者が、SARS-CoV-2やその他のウイルスは主に感染者が吐き出すエアロゾルによって拡散することを証明しています。閉鎖された屋内空間(教室、オフィス、体育館、劇場など)では、エアロゾルとCO₂の主な発生源は人です。したがって、室内CO₂濃度が高いと、エアロゾルレベルが高くなりますが、換気が不十分であることを示し、感染のリスクも高めます。つまり、CO₂の測定はCO₂とエアロゾル濃度に関して空気質を評価するための有用な方法であり、簡単で明確で実行可能な換気の推奨事項を作成することができます。特に寒い季節には、換気することで建物内が冷えすぎないようにすることと、ウイルス感染のリスクを減らすことのバランスをとることがCO₂の測定で可能となります。
「環境センサー技術の専門家として、SensirionはCO₂信号機の理想的なパートナーです。SensirionのSCD30 CO₂センサーは、その高精度、コンパクトなサイズ、優れたパフォーマンスもあって、すべての要件を満たしていました」とISIS IC GmbHのDirk Unsenos氏は述べています。「学校でのパイロットプロジェクト中に、教室での日常的な使用における安全性と受容性に関する重要な洞察を得ることができました」
「口から出る飛沫の大きなものはすぐに地面に落ちますが、エアロゾルは長時間空中に漂うことがあります。そのため、教室の空気質を監視して最適化することが特に重要です。信頼性の高い測定と分かりやすく色で知らせるCO₂信号灯は、空気質をモニタリングし、感染のリスクを最小限に抑え、学生の集中力を向上させるのに役立つと確信しています」とSensirion製品管理ディレクターのPascal Gernerは述べています。
SensirionのCMOSens®技術を採用したSCD30センサーは、魅力的な価格性能比で高精度の二酸化炭素測定を可能にします。CO₂センサーに加えて、一流の温湿度センサーが同じセンサーモジュールで使用されます。これは、空気質を判断し、暖房、換気、および空調(HVAC)分野のアプリケーションに理想的なソリューションです。
15.10.2020, Press release
センシリオン採用事例:Sensirion CO₂センサー内蔵のCO₂信号機
ISIS IC GmbHが、教室用のCO₂シグナルライトにSCD30 CO₂センサーを選定したことをお知らせします。これにより、校内で信頼性の高い正確な測定が可能になります。
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