10.10.2019, Press release

センシリオン採用事例:bluSensorの革新的空気質デバイス

環境センシングの専門家であるSensirionは、bluSensor®が革新的な大気質デバイスであるbluSensor® AIQに Sensirion製の環境センサーを使用していることを発表します。
No alternate text provided
bluSensor® AIQは、スマートプラグコンセプトを備えた世界初のインテリジェントな空気監視装置です。このセンサーは小型で柔軟性に富み、モバイルバッテリー、スマートホームのUSBソケット、職場のノートブック、さらには車やトラックでも作動可能です。 bluSensor® AIQは、いつでもどこでも5,000種類以上の空気質の値を測定して保存します。特別に開発したLEDは、空気の質に応じて適切な色で明滅します。デバイスをひと目見るだけで現在の空気の状態を読み取ることができます。 コンパクトな測定デバイスは、Bluetooth Low Energyを介してiOSとAndroidに適したアプリを用いて使用できます。また、Wi-Fiを介して固定ロケーションで、ゲートウェイを必要とせずに使用できます。このデバイスは、AppleのHomeKitやConrad Connectなどの最も一般的なスマートホームソリューションをサポートしています。さらに、このデバイスには、IoT開発者がセンサーを任意のIoTクラウドに統合することを目的とした広範なオープンソースインターフェース(API)があります。 ポータブルとスマートホームの両方で使用でき、利用可能なすべてのIoTクラウドにオープンな、同等のデバイスは今の市場に存在しません。 Almendo Technologies GmbHマネージングディレクターのDorly Holzer-Harringer工学修士 bluSensor® AIQは家電市場向けに特別に開発されました。Sensirionの最新センサー技術(湿度センサーSHTC3、マルチピクセルガスセンサーSGP30)を使用することにより、非常に小さなパッケージで正確な測定と低消費電力を両立したモバイル測定デバイスの開発に成功しました。「bluSensorの空気質デバイスは、環境センサーに最適なアプリケーションであり、信頼性が高く正確な大気質測定に加えて、低電力モードも使えます」SensirionエリアセールスマネージャーのHartmut Welteはこう言います。 SHTC3湿度センサーは家電市場やbluSensorのAIQなどの製品の要件を満たすために、従来のサイズと消費電力と価格性能比の制約を克服するように設計されています。SensirionのCMOSens®技術を採用したSHTC3は1枚のチップに完全なセンサーシステムを搭載しています。SGP30ガスセンサーは、Sensirionのマルチピクセルプラットフォームをベースに、4つのガス検出要素子を非常に小さな2.45 x 2.45 x 0.9 mm³ DFNパッケージに統合し、完全校正済みの空気質出力信号を備えています。長期安定性とマルチピクセル技術の独自の組み合わせで、スマートホーム、アプライアンス、モノのインターネット(IoT)アプリ ケーションの環境モニタリングに新しい可能性が開かれます。 「当社はすでにスマートホームとプロップテック市場向けのさらなるデバイスの開発に取り組んでいます。Sensirionの、正確な測定で長期的に安定したSPS30粒子状物質センサーもこうしたデバイスに組み込まれる予定です」とHolzer-Harringer学士はこのように説明します。 Almendo Technologies GmbHの概要 - IoT向けセンサー Almendoは、スマートホーム、スマートヘルス、インダストリー4.0、および不動産用テクノロジー(プロップテック)市場向けに、スマートで革新的なIoTセンサーを開発、販売しています。bluSensor製造ラインでは革新的なハードウェアとエレガントなソフトウェアを組み合わせており、そこで生産される空気質センサーは世界で最も進んでいます。AlmendoのIoTセンサーは、上記の市場における革新的な開発基盤を築き、技術ソ リューションをより効率的かつ費用効果の高いものにすることを目指しています。Almendoは、Bluetooth Low Energyデータロガーとビーコン、WiFi IoTセンサー、およびサービスとしてのセンサークラウドソリューションを含むすべての製品にオープンソースAPIを提供します。Almendoは長年にわたり世界中の企業と取引している、信頼できるIoTソリューションプロバイダです。

おすすめシリーズと製品

SGP30

SGP30

廃止

マルチガス(VOCおよびCO₂eq)センサー

SGPxxはデジタルマルチピクセル技術を採用したガスセンサープラットフォームです。空気清浄機やデマンド制御できる空調、IoT用途にも簡単に統合できるよう設計されています。 マルチピクセルガスセンサー「SGP30」はスマートホーム、スマート家電、モノのインターネットの用途向けに設計されたものです。空気品質シグナルは2種類のカリブレーション済みであり、オンチップ上に湿度補正を実装している点が特長です。また、センシリオンがお届けするSGPC3では、信頼性の高いガスセンサー機能をモバイルアプリで使える低消費電力ソリューションを採用しています。 センシリオンのCMOSens® 技術は、デジタルI²Cインターフェイス、温度制御マイクロホットプレート、2種類の室内空気清浄度シグナルを特性とし、ひとつのチップに完全なセンサーシステムを組み込むことに成功しています。複数のセンサー要素をひとつのチップに搭載した、世界初の金属酸化物半導体式ガスセンサーであるSGP3xは、室内空気の品質に関する詳細な情報を提供します。本センサーは、実際の用途において存在するさまざまな汚染ガスに対し比類ない堅牢性を備え、長期にわたる安定性、そして低いドリフト性を示します。2.45 x 2.45 x 0.9 mm³という超小型DFNパッケージは、限られたスペースでの使用も可能となります。センシリオンによる最先端の製造プロセスにより、高い再現性と信頼性が保証されます。リール・テープ状のパッケージに加え、標準のSMDアセンブリプロセスに高い適合性を持つSGP30は、大量生産用に最適な選択となっています。
SHTC3

SHTC3

±2% (20-80%RH)精度:デジタル温湿度センサー

デジタル温湿度センサー「SHTC3」は、すでにその有効性が実証されている温湿度センサー「SHTC1」を足掛かりに開発されました。以前のセンサーよりも広い供給電圧範囲(1.62V- 3.6V)とより高い精度(±2% RH, ±0.2°C)を誇り、幅広い用途に柔軟に対応できます。 当社のCMOSens®技術により、容量式湿度センサー、バンドギャップ温度センサー、アナログおよびデジタル信号処理、A/Dコンバータ、較正データ・メモリ、I2C拘束モードをサポートしているデジタル通信インターフェースで構成されるセンサー・システムが単一のチップに詰められています。小型のDFNパッケージ(2 x 2 x 0.75 mm3)により、極めて限られた空間での使用が可能となっています。このセンサーは、0%~100%の湿度測定範囲、ならびに-40°C~125°Cの温度測定範囲に対応し、代表精度±2% RH、および±0.2°Cを誇っています。供給電圧の範囲は1.62V~3.6Vと幅広く、消費エネルギーは測定1回につき1μJと低いため、温湿度センサー「SHTC3」はバッテリーを電源とするモバイルまたはワイヤレスの用途に最適です。 幅広い測定範囲で一貫した精度を発揮する、業界が認めた品質と信頼性を誇る当社の温湿度センサーは、この上ない費用対効果をもたらします。標準的なSMDの組立工程に適したテープ&リール・パッケージを採用しており、「SHTC3」は大量生産の用途でその有効性を理想的に発揮します。

最新の更新

探索