Sensirionは、2017年以来IRsweep株式の33%を保有する小数株主です。今回の買収により、Sensirionは、光学検出技術ポート
フォリオを、構成部品やモジュールから、製造および研究用途向けのスタンドアロン赤外線分光計にまで拡大します。製造および研究における多くの分光アプリケーションは、同時に高いスペクトル分解能と速度を必要とします。IRsweepの赤外線分光計はQCL(量子カスケードレーザー)周波数コム技術をベースにしており、可動部品を必要とせずに、タンパク質ダイナミクスや産業反応モニタリングなどの高速プロセスを非常に正確に研究することを可能にします。
スイスのシュテファを拠点とするIRsweep社は、2014年に設立され、11人の従業員が在籍し、QCL周波数コム技術を基礎とするコンパクトな分光計を提供しています。IRsweepの技術のコア分野には、研究開発用途での高速反応速度論の研究が含まれます。今回の買収により、光学検出技術ポートフォリオを強化し、環境モニタリングでの微量ガス分析やメタン漏れの検出など、光学測定原理に基づく費用効果の高いセンシングソリューションの長期開発が可能になりました。
IRsweep創設チームのAndreas Hugi氏、Markus Mangold氏、Markus Geiser氏からのコメントが届いています。「Sensirionグループの一員になれることを嬉しく思います。リーチの拡大と新し
い用途への対応がさらに強化されることでしょう」3人の創設者は、引き続きIRsweepの実績のある管理チームとして活躍します。
「SensirionはIRsweep従業員の皆さんを心から歓迎し、空気または水質測定用の光学検出ソリューションの共同開発を楽しみにしています」とSensirionのCEOであるMarc von Waldkirchは述べています。
連絡先:
Andrea Wüest
Director Investor Relations and M&A
電話:+41 44 927 11 40
メールアドレス:andrea.wueest@sensirion.com
10.05.2021, Press release
赤外線分光計のスペシャリストであるIRsweepを買収完了
光学検出ソリューションのプロバイダであるIRsweep AGの買収を完了しました。同社は、中赤外域の半導体量子カスケードレーザー周波数コム技術に基づく光学分光ソリューションを開発、製造、供給しています。

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