23.09.2021, Press release

新たなメタン漏れ検出システム:Nubo Sphere

当社は新しい常駐型メタン漏れ検出システムのNubo Sphereを発表します。未来につながるエンドツーエンドソリューションとして設計されており、低い総所有コストで高い性能を発揮し、最先端のメタン漏れ検出に変化をもたらします。
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今まで、故意でないメタン(CH4)の排出を様々な産業で、信頼性高く定量化することは容易ではありませんでした。リアルタイムに継続したメタン濃度のデータ収集システムを人間への影響の可能性がある相当前に高精度で安価なダメージコントロールとして漏れ検知システムを迅速に設置していくことが、安全確保と環境破壊の削減のために必要です。大気中のメタン(CH4)濃度は、1750年から150 %以上増加しており、地球温暖化に大きな影響を与えていると考えられています。CH4は、CO₂よりも強力な温室効果ガスとして認識されているため、早急に排出を削減する必要があります。持続時間が短い性質があるため、短い期間で環境の負担を軽減する実行可能なオプションがあります。米国だけで、毎年約1300万トンのCH4が大気中に放出されており、1000万世帯の暖房1年間分を賄えるほどの量です。しかし、研究において、大気中にあるCH4の約40 %が火山や永久凍土などの自然由来であるのに対し、残りは人間の活動によって発生していることが示されています。CH4の総排出量のその部分を削減することが、世界中の主要国にとって優先事項なのです。パリ協定などの環境に対する取り組みの目標を達成できるのは、まさにその時でしょう。人間による排出にはさまざまな排出源がありますが、石油・ガス産業がエネルギー分野最大の主な排出源であり、世界の環境課題に対応するカギを握っています。 センシリオンは、大量生産に落とし込んだソリューションの専門知識と組み合わせた、市場をリードする環境および空気質検出のノウハウを活かして、石油・ガスのバリューチェーンに合わせて使用できる常駐型メタン漏れ検出システム「Nubo Sphere」を開発しています。メタン排出をリアルタイムで監視するエンドツーエンドのソリューションで、低い総所有コストで高い性能を発揮します。コンパクトで堅牢なシステム設計により、天然ガスインフラストラクチャからNuboクラウドに信頼できる高精度のデータを常にアップロードできます。素早く導入して扱いやすく、2つの交換可能なセンサーカートリッジでメンテナンス費用も低く抑えて、未来につながる持続可能な設備を提供します。このシステムはプラグアンドプレイのコンセプトに従っており、Nubo Sphereのノードを現場に設置して数分以内に測定を開始できます。 「Nubo Sphereがあれば、石油・ガスを含むさまざまな産業において、信頼性とコスト効率を兼ね備えた形でメタン漏れを特定して計量することができます。センシリオンの製品はユニークです。コスト効率がよいのに、信頼性が高く、使用とメンテナンスが簡単で、さらに同社の革新的なセンサー技術に基づいています。石油・ガス産業に適切なツールを供給して、メタン排出削減の取り組みを可能にし、気候温暖化防止に貢献できることを非常に誇らしく思います」と、センシリオンのセールスディレクターのSusanne Pianezziが述べています。 10月12日および13日、センシリオンは米国のフォートコリンズで開催されるCH4 Connections 2021会議に参加します。メタン排出に関するこの会議では、効果的な法規制、科学に基づくメタン測定原理、メタン排出研究および漏れ検出技術の進歩でどのように低炭素社会への移行を加速させるかについて対応することで、低炭素社会への道筋としてエネルギーバリューチェーン全体のメタン排出削減を推進しているエネルギー産業関係者をハイライトすることでしょう。このイベントにご参加いただき、Nubo Sphereのソリューションについてセンシリオンのエキスパートとお話しください。

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