差圧センサーは、HVAC用途でフィルター監視(圧力損失の測定)やVAV制御に広く使用されていますが、ピトー管構成などを用いたスルーフロー型差圧測定技術は、さらに多くの用途で大きな可能性を秘めています。
空気流量測定のためのピトー管構成
ピトー管を当社の差圧センサーと組み合わせることで、空気流中の動圧と静圧の差を取得できます。この圧力差は、空気速度や質量流量に換算できます。コンポーネント前後の静的な差圧測定とは異なり、システム固有のばらつきに左右されず、ダクトやシステム内の実際の風量を直接把握できます。
応用アプリケーションの拡大
このアプローチにより、HVAC システムにおける VAV 制御から、空気清浄機でのフィルター監視、電子機器の冷却換気監視、産業用換気の風量測定まで、幅広い用途で新たな監視・制御の可能性が広がります。
フィルター監視と予知保全
特に有用なユースケースの一つがフィルター監視です。風量を継続的に測定することで、風量の徐々な低下を確実に検知し、フィルターの目詰まりを高い信頼性で把握できます。これにより、あらかじめ定められた保守間隔のみに依存するのではなく、状態に基づいたタイムリーなメンテナンスが可能になります。
幅広い用途における風速検知
フィルター用途にとどまらず、正確な風速検知が重要となるあらゆる場面で、同じ原理を適用できます。例えば、ファン性能の最適化、均一な空気分布の確保、安定した気流に依存する繊細なプロセスの保護など、多様な用途で活用できます。

