08.05.2024, Press release

新製品情報:皮下薬剤投与向け小型液体フローセンサープラットフォーム

小型かつ高精度のデジタル液体フローセンサーであるセンシリオンのSLD3xシリーズは、日々変化するヘルスケア業界において皮下薬剤投与の改善に貢献します。カスタマイズ可能なソリューションにより、さまざまな皮下治療において最適な投与と患者の安全性の向上を実現します。

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スイス、シュテファ ― ヘルスケア業界は近年大きな変革を遂げており、患者や在宅ケアへの注目度が高まってきています。この変化は薬剤投与の分野にも反映されてきており、特定の治療における入院期間が短縮されています。大容量インジェクター (LVI) を用いて静脈注射から皮下注射へ移行されていることが、この変化の主な推進力となっています。

 

LVIは、持続的な皮下薬剤投与を可能にするウェアラブルデバイスです。LVIは、患者の快適性を向上させつつ、医療スタッフの業務負担の軽減、コストの削減を可能にします。一部のLVIは、薬剤の正確な投与が必須のため、ポンプを液体フローセンサーで制御する必要があります。さらに、気泡や空液、閉塞の検知は、患者の安全性の向上とコンプライアンスの向上にとって望ましいものです。

 

このようなニーズに応えるため、センシリオンは正確な流量測定、小型サイズ、複数の治療法との互換性を兼ね備えたデジタル液体フローセンサーのSLD3xプラットフォームを開発しています。このプラットフォームは、高精度の使い捨て液体フローセンサーが必要とされる大量生産向け医療機器の理想的なソリューションとなります。流量測定がSLD3xプラットフォームの核である一方で、閉塞検出、インライン気泡の特定、ポンプ故障時の警告、液体温度の測定ができる診断データも提供します。

 

「SLD3xシリーズは、さまざまな薬剤や治療プロトコルの多様な投与要件を満たすために、最大流量100 µl/minから5 ml/minまで対応できる数種類のバリエーションを用意しています。特定の治療法特有のニーズを満たすセンサーのカスタマイズについてのご相談も承ります。」と、センシリオンの液体フローセンサー・プロダクトディレクター Dr. Konrad Domanskiは述べています。

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