09.10.2024, Press release

電気化学センシングの革命を起こす: センシリオンが次世代ホルムアルデヒドセンサー SFA40を発表

環境センシングソリューションのグローバルリーダーであるセンシリオンは、ホルムアルデヒドセンサーのポートフォリオにSFA40が新たに加わったことをお知らせします。SFA40は電気化学センシング技術における画期的な製品であり、コンパクトなフォームファクタで比類のないパフォーマンスを提供します。量産開始は2025年初頭を予定しています。

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ホルムアルデヒドは、木製の家具、床材、塗料、化粧品によく含まれており、有害な室内汚染物質です。非常に低濃度であっても呼吸器への刺激を引き起こす可能性があり、発がん性化学物質に分類されています。数十ppbの低濃度のホルムアルデヒドを検出するという課題に対処するため、センシリオンはSFA40を開発しました。SFA40は、一般的に無害な他の揮発性有機化合物 (VOC) の存在下でも有害なホルムアルデヒドを正確に識別する高感度かつ選択度特性の高いセンサーです。

 

SFA40はホルムアルデヒド検知において画期的な製品で、室内空気質監視装置、空気清浄機、エアコンにシームレスに統合できるように設計されています。わずか10 x 13 x 2.4 mm³の小型サイズのため、スペースが限られている新しいアプリケーションへの組み込みを可能にします。エネルギー効率に優れた設計により、バッテリー駆動の機器に最適で、パフォーマンスを損なうことなく長寿命を実現します。SFA30の成功を基に開発されたSFA40は、センサーの全寿命期間を通じて、正確なデジタル出力を維持します。

 

スイスで設計・製造・校正されているSFA40は、最高の品質基準を保証しているため、お客様による追加校正は必要ありません。センシリオンは、最高の品質と性能をお約束すると共に、センサーの精度を検証するためにSFA40の第三者認証取得を目指しています。

 

「SFA40の目標は、ホルムアルデヒド検知における技術革新を誰もが利用できるようにすることです。エンドユーザーを意識して設計されたSFA40は、エタノールなどの室内VOCに対する超低交差感度、小型フォームファクタ及び低消費電力を特長としています。室内空気質監視装置、空気清浄機、エアコンのいずれに組み込んでも、SFA40は非常に信頼性の高い結果をもたらします。」と、センシリオンのホルムアルデヒドセンサー・プロダクトマネジャーのDr. Olga Kueminは述べています。

 

SFA40は2025年初頭に量産開始予定です。

 

概要 ― ホルムアルデヒドセンサー SFA40:

  • 小型設計 (10 x 13 x 2.4 mm3)
  • 高感度・高選択性 (<0.3% エタノール交差感度)
  • 超低消費電流 (平均80 µA、さらに低いモードも開発中)
  • 大量生産に適した優れたコスト効率
  • 量産開始予定:2025年初頭

 

将来の見通しに関する記述:本プレスリリースには将来の見通しに関する記述が含まれています。実際の結果は、本プレスリリースに記載された予測とは異なる可能性があります。

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