15.12.2021, Press release

室内空気質用VOC+NOxセンサーを全世界で販売開始

環境検知のエキスパート、Sensirionは、室内空気質用VOC+NOxセンサー「SGP41 」を発表しました。空気清浄機などの空気処理機器向けのデジタルスマートスイッチおよび調整装置として設計されたものです。
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SGP41 VOC+NOxセンサー 出典
室内の空気汚染は、健康に有害な影響を及ぼすため、良好な空気の質は健康的な室内環境に不可欠です。室内の空気には、建材や家具、洗浄用品などに含まれるVOC(揮発性有機化合物)、人間が排出する有害物質、燃焼の副産物であるNOx(窒素酸化物)など、一般的な有害要素が潜在的に存在します。密閉された空間でも十分な換気を行うことで、こうした汚染物質への曝露を抑えることができます。また、室内の有害物質を排除し、健康に有害な状況を改善するため、空気清浄装置も使用されます。センシリオン社の新製品「SGP41」を搭載した空気清浄装置は、VOCやNOxを確実に監視し、有害物質を自動的に排除することで、スマート機能を提供します。 VOC+NOxセンサーは、チップ1つのチップ上に2つの完全なセンサーを搭載。デザインインを容易にし、設計コストを削減します。Sensirionの実績あるMOXSens®技術を採用したセンサーは、シロキサンによる汚染に対して高い耐性を備え、感度や迅速な応答時間の面で優れた長期安定性を実現しています。センシリオンの強力なガスインデックスアルゴリズムで処理された2つのセンサー信号をそのまま使用することにより、ユーザーが機器を操作することなしに、自動的に空気処理機器で室内空気ガス汚染物質の除去を開始できます。このセンサーソリューションは、人間には感知できない潜在的な有害物質を含め、VOCやNOxの濃度の常時監視に適しています。さらに、VOCやNOxのイベント監視がオフになると、「SGP41」の知識によって信号に基づいた空気処理機器の自動制御の電源はオフになるので、省エネに貢献します。 「このセンサープラットフォームは、揮発性有機化合物と窒素酸化物の両方を同時に測定できるため、室内空気質の重要性に対する意識の向上や厳しい品質要件にも対応しています。SGP41を採用することで、室内空気質を改善し、人間の健康と幸福の保護に貢献することを目指しています。」と、センシリオン社のガスセンサー担当プロダクトマネージャー、オリバー・マーティン博士は述べています。 SGP41と評価キットは、センシリオン社の販売ネットワークを通じて全世界で販売されています。

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SGP40

SGP40

空調設備/空気質アプリケーション用VOCセンサー

近日発売予定の「SGP40」は、空気清浄機やデマンド制御換気に統合しやすいように設計されたSensirionの新型VOC(揮発性有機化合物)センサーです。

SensirionのCMOSens®技術に基づいた「SGP40」には、デジタルI²Cインターフェース、温度制御マイクロホットプレート、湿度補正室内空気質信号を備えた単一のチップにセンサーシステムすべてが搭載されています。Sensirionの強力なVOCアルゴリズムと組み合わせて、センサー信号をそのまま使用すれば、空気処理機器のファンを段階的に制御する場合などに室内空気質を評価できます当社の高性能なVOCアルゴリズム(SGP40のVOC Indexドライバーパッケージ)との組み合わせで、センサー信号出力がそのまま室内空気質のデータとして使用できます、例えば、空気清浄機や換気システムの風量の自動調整のデータ等として使用できます。各センサー素子の個別制御に向けてマルチピクセルおよびマルチホットプレートのアプローチを次のレベルに押し進める「SGP40」は、消費電力の大幅な削減を可能にし、バッテリー駆動のアプリケーションにも適しています。Sensirionの最先端の生産プロセスにより、高い再現性と信頼性が保証されています。さらに、SGP40 は関連する健全な建築基準 RESET® および WELL Building Standard™ に準拠しています。

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